中小水力発電

中小水力発電

 水力発電は、高いところにある水が低いところへ流れ落ちる力を、水車を利用して回転運動のエネルギーに変換し、発電機を回して発電する発電方式です。

 水力発電のうちダムを建設せずに、小規模な水の流れを利用して発電する方式のものを中小水力発電と呼びます。

 中小水力発電について世界的に共通する定義はありませんが、NEDOでは水力発電をその規模に応じて以下のように分類しています。

  • 大水力:10万kW以上
  • 中水力:1万kW~10万kW
  • 小水力:1000kW~1万kW
  • ミニ水力:100kW~1000kW
  • マイクロ水力:100kW以下

 一方で、再生可能エネルギー特別措置法での買取対象となる中小水力発電の規模は、3万kW未満となっています。

中小水力発電のメリット

火力発電との比較

 中小水力発電は、自然の水の流れを利用するため、化石燃料を使用する火力発電と比較して、発電時に二酸化炭素などを一切出さず、燃料費が無料というメリットがあります。

太陽光発電発電との比較

 中小水力発電で利用される水の流れの多くは、1年を通して安定しているため、中小水力発電で得られる電力の出力も変動が小さく安定しており、設備利用率も50~90%と高い値となります。

中小水力発電のデメリット

水利権の問題

 中小水力発電で利用する水の流れは、農業、漁業、飲料水などに使用されるものであることが多く、水利権などの利害調整が必要となる場合があります。

法律に関する問題

 中小水力発電で利用する水の流れは、河川法、自然環境保護法、農地法などの適用対象となっている場合があり、水力発電所の設置がこれらの法律に抵触しないことを確認する必要があります。

生態系への影響

 水力発電所を設置することで、水の流れの一部がせき止められる場合があるので、この場合にはそこに住む生物への影響を調査する必要があります。

日常的なメンテナンス

 中小水力発電で利用する水路には、枯葉やゴミなどが流れてくるので、これらを取り除くための日常的なメンテナンスが必要となります。

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