地熱発電

地熱発電

 地熱発電は、マグマなどの地球内部の熱源により温められ地中に存在する熱水や高温蒸気などのエネルギーを利用して発電する発電方式です。

 地熱発電で利用されるエネルギー資源は、主に深さ3km程度までの比較的地表に近い部分に存在する地熱資源で、地熱により生じた水蒸気使って発電機のタービンを回して発電します。

 わが国は、アメリカ、インドネシアに続いて世界第3位の地熱資源保有国ですが、下のデメリットの項目で紹介するような規制や課題の存在により、地熱発電の導入量では世界第8位に留まっています。

地熱発電のメリット

火力発電との比較

 地熱発電は、地中に存在する熱源のエネルギーを利用するため、化石燃料を燃焼させる火力発電と比較して、発電時に二酸化炭素などを一切出さず、燃料費が無料というメリットがあります。

 また、地熱発電に利用する地熱資源の源は地球内部に存在する膨大な量のマグマやマントルであるため、基本的には枯渇の心配がありません。

太陽光発電発電との比較

 出力変動の大きな太陽光発電と比べ、地熱発電で得られる電力の出力は変動が小さく非常に安定しており、設備利用率が80%程度と高いため、ベース電力としての利用が可能です。

地熱発電のデメリット

資源調査コストが高い

 地熱資源の調査は、化石資源の調査と同様に試掘などを繰り返すため多くのコストがかかります。

発電設備の建設コストが高い

 地中の蒸気を取り出すための深い井戸を掘る必要があるため、発電設備の建設コストが高くなります。。

立地条件の問題

 日本国内の地熱資源の80%以上が、国立公園に指定されている地域に存在するため、景観や自然保護の問題から地熱発電所の開発には多くの規制があります。

 また、発電に利用可能な地熱資源と温泉資源は隣接して存在する場合が多く、温泉事業者などが温泉自体の枯渇や周辺の景観の破壊による観光資源の減損を心配し、地熱発電所の建設に反対するケースもあります。

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ